カズヒロ・コヤマのギアPicks! 第59回

プロに勝利をもたらし続ける、テーラーメイド『スパイダー』

2017.4.20 15:32
今年のファーマーズ・インシュランス・オープンを制したジョン・ラーム(写真左)と、マスターズでメジャー初制覇を飾ったセルヒオ・ガルシア(写真右)はともに『スパイダー』を使用

 これまで何度となく話題となったテーラーメイドの『スパイダー』パターに、ショートスラントネックを採用したモデルが、ついに限定発売になった。国内外でかなりの売れ行きになっているという。

 人気に火をつけたのは、やはりセルヒオ・ガルシアのマスターズ制覇だ。ガルシアは、L字マレット型など、小ぶりなパターを好む傾向が強かったが、慣性モーメントの大きな大型マレットパターである、この『スパイダー・ツアーレッド』をクロウグリップで使用し、初めてのメジャー勝利を手にした。

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 もっとも、ガルシアが使用した14本のテーラーメイドのクラブの中で、よくも悪くも目立ってしまったのもパターだった。なかなか短いパットが入らず、試合の最終盤では、ストロークもずいぶん怪しく、不安定なものになっていたので、ガルシアのパッティングは大丈夫かと心配したファンも多いだろう。

 ところが、ガルシアはマスターズの4日間で3パットはわずかに1回で、これは全選手中、最も優れている。パーオンしているホールの平均パット数は、1.65でなかなかの好成績なのだ。パットが外れた印象が強いガルシアだが、4日間のラウンドを通して言えば、パッティングの成績は悪くないし、何よりもショット力が卓越していた。