カズヒロ・コヤマのギアPicks! 第62回

ツアープロが手放さない、プロモデルアイアンの球質

2017.5.20 6:06
松山英樹もマッスルバックの愛用者だ Photo by Ryan Young/PGA TOUR

 ヘッド体積が以前の倍以上になったドライバーと比べると目立たないが、アイアンも以前よりもずっと進化している。ストロングロフト化や薄肉化出来る強度の高いフェース材を用いることで、飛距離が大きく伸びた。中には、ドライバーのようなカップフェース構造を採用したものまである。

 もちろん、飛距離が出るだけではない。同じ番手でもロフト角は以前よりもずっと少なくなったが、その分、ポケットキャビティやタングステンなどのウェイトによる低重心化で、番手なりにボールが上がる。

 ポケットキャビティと同時に増えてきたのが、中空構造だ。これらの構造によってヘッドの重心位置は深くなり、よりユーティリティ的な要素を持つようになった。打点のミスに強くなり、ボールは曲がりにくくなる。

 これらの機能は、アマチュアには恩恵が大きいので、メーカーのラインナップもこうしたモデルが増えてきている。新しい機能を訴求しやすいという面もあるのだろう。各クラブメーカーのラインナップを見ても、こうした複合構造の高機能アイアンが完全に主流になっている。