カズヒロ・コヤマのギアPicks! 第70回

ドライバーからパターまで、一貫したラームのスイング

2017.7.16 19:10
ジョン・ラームが先週の欧州ツアーのアイリッシュ・オープンで勝利した  Photo by Ross Kinnaird/Getty Images

 欧州ツアー、アイリッシュオープンは、ジョン・ラームが6打差で優勝した。スコア上は圧勝という印象だが、実際の試合内容を見ると、それなりにミスも出ていて、リカバリーショットとパッティングの上手さでスコアをまとめあげたのが勝因だ。逆に言えば、まだまだ伸ばせることは可能だったわけで、その選手としてのポテンシャルは底が知れない。

 この優勝で、世界ランキングは8位に上昇した。すでにトップ選手としての風格を漂わせているラームだが、PGAツアーの本格的な参戦は今年が初めて。いわば、まだ1年目のルーキーながら、ここまでトップ10が7回の見事な成績を収めている。

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 188センチという長身で、現在はダイエットに成功したとはいえ、先日まで100キロ近い体重があったという。その身体は、ゴルファーというよりも、むしろプロレスラーのようだ。そんな圧倒的な体格を持ちながら、バックスイングは、肩まで手が上がるかどうかという超コンパクトなトップを作る。

 手首が手のひら側に折れて、フェースを閉じて使っているのは、目下、世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンに似ている。ジョンソンは、トップでクラブヘッドが下に垂れるほどのややオーバースイングで、コンパクトなトップのラームとは対照的。ラームは、コンパクトなトップから大きなフォローへ。ジョンソンは、大きなバックスイングから、小さいフォローになるという違いがある。