過去5大会で勝者が使用していたクラブは?

【全米プロゴルフ選手権】勝利の“キー”クラブ

2017.8.10 12:40
Text by : ジョナサン・ウォール
ジミー・ウォーカーは、スコッティ・キャメロン『ニューポート2 GSSプロトタイプ』パターを使用し、昨年の全米プロゴルフ選手権で勝利をつかんだ Andy Lyons/Getty Images

 大会期間中のプロゴルファーにとって、バッグの中のクラブはそれぞれが重要な役割を持っているはずだ。

 しかし、過去数年間の全米プロゴルフ選手権を振り返ると、いつも1本のクラブが勝者と敗者を分けてきた。

 今回は、過去5年間の全米プロゴルフ選手権で勝利の鍵(キー)を握っていたクラブを振り返り、紹介していこう。

2016年ジミー・ウォーカー

スコッティ・キャメロン『ニューポート2GSSプロトタイプ』パター

 ジミー・ウォーカーは2016年の全米プロゴルフ選手権で勝利し、2015-16年PGAツアーシーズン、初めてメジャータイトルを手にした4人目の選手となった。ウォーカーは、最終ラウンドのスタートから9連続パーを決め、11アンダーをキープした。その後10番では、バンカーからの約13メートルのチップ・イン・バーディを決め、続く11番でも9メートルのバーディパットを決めて、ガッツポーズを見せた。

 ジェイソン・デイが午後のプレーで猛チャージを見せたが、ウォーカーは17番で2.4メートルのバーディパットを決め、リードを3打差に広げてデイを寄せ付けることはなかった。

 スコッティ・キャメロン『フューチュラ X7Mマレット』パターで2度大会に出場した後、ウォーカーは昨年の全米プロ会場・バルタスロールで、13年間使い続けたスコッティ・キャメロン『ニューポート2 GSSブレード』パターに戻している。

 このパターを使用し、2014-15年ツアーシーズンで2勝を挙げ、2004年のウェブドット・コムツアーでは賞金王に輝いている。

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 ウォーカーは2014年に、スコッティ・キャメロンのカスタムショップで、このパターをオリジナルの仕様に戻している。この工程でウォーカーは、ヘッド重量を調整するため、10グラムのタングステンウェイトを2つ、ソール部分に追加した。

「2004年にこのパターで何勝か挙げた。しかし、数年間でボクのストロークは変化したので、少し重量を上げたパターに変更したんだ。しばらくの間、このパターから離れていたんだよ」と、ウォーカーは2015年に語っている。「それでも、このパターのスタイルが気に入っていたから、(キャメロンパターの担当者である)ケリー・モーザーに、元のパターに戻すことができるかを確認したんだ。今、自分が使っているのと同じ重さにしたいとも伝えたよ」

 ウォーカーはこのアンサータイプのブレードを使って、ストロークゲインド:パッティングでは10位となり、最終ラウンドでは数多くの重要なパットを決め、37歳にしてメジャー初制覇という夢をつかんだのだ。