人気のアイアンシリーズ!

タイトリストが『718シリーズ』を発表し、新たに『AP3』を追加

2017.10.10 7:00
Text by : ジョナサン・ウォール

718 AP3

 アダム・スコットが魅了されたクラブだ。今年の初めに行った西海岸でのテストセッションで、前マスターズ王者は『AP3』のプロトタイプバージョンを偶然見つけ、このアイアンでショットを打ち始めた。たった3度のスイングの後、スコットがイネスやタイトリストのツアープロモーション部門のディレクター、クリス・トゥテン氏に向かって、このクラブについての質問をした。

「これを何て呼ぶかなんて気にしていないよ」スコットは述べた。「3番か4番アイアンの1つが欲しいと思った。他のどのクラブでもできないことがこのクラブではできるんだから」

 平均的なゴルファーは新しい『AP3』について同じように感じるはずだと、タイトリストは確信している。このアイアンは『AP1』と『AP2』の中間のもので、中級者と上級者向けの特性を組み合わせ作られている。同社がラインナップの中に足りないと感じていたセットだ。

「我々はこの部分に該当する商品を必要としていたのです」タルグ氏は述べた。「我々のラインナップ『AP1』と『AP2』にはギャップがありました。そして、我々はこのアイアンがそのギャップを満たす以上の働きをすると信じています」

 この「プレーヤーディスタンスアイアン」は、4番アイアンでは『718AP2』よりヒールからトウにかけて3ミリ長くなっているものの、ショートアイアンとミッドアイアンでは『718AP2』よりわずかに大きくなっているだけだ。言い換えると、現在『AP2』を使用しているプレーヤーは、より進化したデザインにすぐに慣れることができるということだ。

『AP3』と『AP2』が似たスタイルを持つ一方で、フードの中ではこの2つのアイアンは真逆の構造になっている。ロングアイアンとミッドアイアン(3番から7番)は独自の中空のT-MBに似たブレードデザインをもち、17-4ステンレススチールで鋳造されたボディと「L型」455ステンレススチールのフェイス(2.1ミリ)で作られている。

 ボディは中空構造でフェースがリーディングエッジを包んでいるため、ヒッティングエリアはインパクト時に柔軟になり、さらなる飛距離を生み出す。テストの間、『718AP3』4番アイアンを使い、中程度のスイングスピードで打った場合、『718AP2』4番アイアンと比べ、キャリーで平均6ヤード飛距離が伸びている。キャリー飛距離は、スイングスピードの速いプレーヤーではさらに伸びる。

 ロングアイアンのプロファイルでさらなる飛距離とミスへの許容性を併せ持つため、ジミー・ウォーカー、ビル・ハース、そしてジェイソン・コクラックなどタイトリストの契約選手の多くが『AP3』をゴルフバッグに追加した。

 平均84グラムのタングステンが、3番から7番アイアンのヒールとトウに使われており、弾道と許容性を強化している。許容性が重要な部分である一方で、設計のプロセスの中で「飛距離」に関しても同様に重要だと、イネスは繰り返し強調した。

「ミスへの許容性を高めるために多くのことができるのです」イネスは述べた。「このクラブを使えば、プレーヤーは許容性だけでなく、グリーン上にボールをとどめるための打ち出し角も併せ持つことができると、我々は確信しています」

 ショートアイアンは鋳造された17-4ステンレススチールの本体とフェースインサートを持つ。一方で、ピッチングウエッジとギャップウェッジは17-4ステンレススチールの塊から鋳造されている。ロングアイアンやミッドアイアンと比較して、スコアリングクラブではいくつかの飛距離特性を持つものの、打感とコントロールが向上するようデザインされている。

 タイトリスト『718AP3』は9月29日に米国で発売し、価格は8本で1300ドル(約14万1500円)、トゥルーテンパー『ダイナミックゴールドAMTブラックスチール』が搭載される。