人気のアイアンシリーズ!

タイトリストが『718シリーズ』を発表し、新たに『AP3』を追加

2017.10.10 7:00
Text by : ジョナサン・ウォール

718 CB

 タイトリスト『718CB』はハンディキャップがシングルの上級者向けあることは変わらない。しかし、過去数年にわたって同社の技術者はトップラインの薄さやコンパクトなプロファイル、そしてアイアンを安定させる最小限のオフセットをなくすことなく、許容性を大幅に強化する方法を模索してきた。

 1025カーボンスチールで鍛造されたロングアイアンとミッドアイアン(2番~7番)は、厚さ2.1ミリの17-4スチールのフェースインサートを採用し、ヘッドのヒールとトウに重さを再配置し、ミスへの許容性を強化させている。『716CB』のクラブヘッドの角には、許容性と高め安定性を向上させるためにタングステンが加えられていたが、鍛造プロセスでステンレススチールのキャップが使われていた。

 そのプロセスが、今年になりニッケルが注入されたタングステンキャップに変えられた。ヒールとトウに高密度のタングステンウェイトを包み込むキャップだ。この新しいキャップにより、さらに高濃度のタングステンを外周に配置している。平均で70.9グラムのタングステンが現モデルの2番~7番アイアンに使われている。

 ミスへの許容性が強化したのと同時に、それぞれのクラブヘッドに追加のタングステンを加えることで、重心をフェースの中央に近づけることができる。これにより中心を外した打球でも一定の飛距離を保つことができる。ロングアイアンとミッドアイアンのヘッドの低い位置にタングステンを配置することで、さらなる飛距離獲得のためボールスピードを速め、高い打ち出し角を可能にする。

 8番アイアンからピッチングウエッジは、1025カーボンスチールの塊から鍛造されており、ヒールとトウのタングステンは使われず、キャビティバックと同様のデザインを持つ。

 タイトリスト『718CB』は9月29日発売で、価格は8本で1300ドル(約14万1500円)と標準でトゥルーテンパー『プロジェクトX LZ』スチールが搭載される。

718 T-MB

 タイトリスト『718T-MB』は、上級者向けのブレードプロファイルにより得られる高い打ち出し角と速いボールスピードによって、PGAツアーでロングアイアンの置き換えとして人気のモデルになった。ジョーダン・スピース、アダム・スコット、ジャスティン・トーマス、そしてジミー・ウォーカーが、少なくとも1本をゴルフバッグに入れ使用している。

 技術者たちは、ファストフェースのプレーヤー向けアイアンからさらなる飛距離を絞り出すため、フェース構造の改善を集中して取り組んだ。

『716T-MB 』と『718 T-MB』の大きな違いは、ロングアイアンとミッドアイアンにSUP10のLフェースが追加されている。ホットフェースがリーディングエッジの下を包んでおり、スイートスポットを広げている。一方で、ボールスピードを改善するため、インパクト時にヘッド柔軟性を持たせている。

 ロングアイアンとミッドアイアンのボディに使われた17-4スチール素材により、技術者は平均91.5グラムのタングステンをヒールとトウに入れ、打ち出し角とスピン速度を最適化している。

 8番からPWのそれぞれのクラブヘッドは、17-4ステンレススチールで鋳造され、同素材のインサートを持つ。約49グラムの高密度タングステンが8番と9番アイアンのトウに加えられている。

 このモデルのアイアンすべては、インパクト時に芝の摩擦を改善するために丸みを帯びたプレウォーンリーディングエッジを持つ。

 タイトリスト『718 T-MB』は9月29日に米国発売され、価格は1本249ドル(約2万7000円)または8本(2番~PW)で2000ドル(約21万8000円)。トゥルーテンパー『プロジェクトX PXiスチール』が搭載される。

718 MB

 トラディショナルなスタイルの『718MB』マッスルバックアイアンは、ジャスティン・トーマスが全米プロゴルフ選手権で勝利した際に使用していたもので、ラインナップの中で最も付加機能が少ないモデルだ。ところが、ミスへの許容性は『MB』の名にふさわしいものではない。『718』のラインナップにおいて比類のない機能性、コントロールのレベルのすべてだ。

 1025カーボンスチールで鍛造されたこのアイアンは、トーマスやジミー・ウォーカー、ウェッブ・シンプソンやその他の選手たちからのフィードバックを反映して作り上げられたものだ。エリートゴルフ選手のために設計されたアイアンという、予想通りのキャラクターと全体的なパフォーマンスを変更する必要はほぼなかった。

『718MB』は『716MB』とはわずかに異なるスタイルを持つが、タルグによると、この変更は表面的なもので、打感やパフォーマンスには影響はないという。

「このアイアンは、ツアープロが望むクラシックな形状を持っています」タルグ氏は述べた。「我々がツアープロと話をした際に、その多くはあまり多くの変更をして欲しくないといった。彼らはそれが気に入っていた、大きな変更を望まなかったのです」

 ターフインタラクションを改善するため、プレウォーンリーディングエッジを持つ薄いトップラインと、幅の狭いソールによって、『718MB』は最小限のバッジを持つクラシックなブレードスタイルを好むクラブのファン向けのアイアンに仕上がっている。

 タイトリスト『718MB』は9月29日に米国で発売され、価格は8本で1300ドル(約14万1500円)、標準でトゥルーテンパー『プロジェクトXスチール』が搭載される。