【勝負を決めるのはココだ!】CIMBクラシック

チャンスを沈め、どこまでアンダー数を増やせるか?!

2017.10.11 13:00
TPCクアラルンプールのグリーンを制し2大会通算49アンダーのトーマス  Photo by Stanley Chou/Getty Images

 TPCクアラルンプールを制する秘策などない。ただ、パットを沈めるだけだ。PGAツアーが誇るデータシステム『ショットリンク』は海外のトーナメントでは運用されていないため、詳細なデータは残っていないが、トーマスが2連覇を果たしたときの戦い方は以下のものだ。2度の優勝とも、トーマスはパーオンを果たしたホールでの決定率でトップに立ったことで、リーダーボードの頂上に上った。同時に、パーオンしたホールでのパット数においてもそれぞれの年で1位と4位だったのだ。

 その前に2連覇したムーアも同様のパフォーマンスを残している。だが、ムーアの優勝期間にはTPCクアラルンプールはまだ“レーストラック”となってはいなかった。トーマスは26アンダーの262ストロークで2015年に、そして23アンダーの265ストロークで昨年優勝しているのだが、ムーアの優勝スコアは、2013年が14アンダーの274ストローク、2014年は17アンダーの271ストロークだった。パー5が4ホールありながら、全長はわずか7005ヤードにすぎないこのコースは、PGAツアー中でも最も攻めやすいコースである。昨年の全選手の平均スコアは70.298。それでも、その前年に比べて1.5ストローク以上多いスコアである。

 整備の行き届いたパスパラム芝のグリーンは、スコアを伸ばすチャンスにおいて確信のレベルを高めてくれる。スティンプメーターでは11フィート程度に設定されるため、すべての選手がいつでもアクセルを踏む状態で臨むことだろう。

 東南アジアらしい気温、湿度ともに高いコンディションが待っている。荒れ模様の天候となる確率は、トーナメントの最初と最後にやって来る。インパクトの強い風が吹かないことで、スコアはさらに伸びていくことが予想される。