カズヒロ・コヤマのギアPicks! 第81回

ドライバー変更から1年。松山英樹のクラブ選び

2017.10.28 22:40
昨年の今大会で、松山英樹はダンロップ『スリクソンZR30』からキャロウェイの『グレートビッグバーサ』にドライバーを変更した Photo by Stanley Chou/Getty Images

 これまで松山のクラブ選びの印象は、いわば職人タイプで、ハードで難しい、操作性が高いものを好み、なかなかクラブを替えないコンサバティブな選手というものだった。しかし、改めて見てみると、さらにより良い結果を求めて、新しいものに積極的にチャレンジしていることが分かる。

 大型ヘッドに変更したドライバーはその典型的な例だが、先日もそのシャフトをいつも愛用するグラファイトデザイン『TOUR AD DI』から、USTマミヤ『アッタスクール』に変更し、試合に投入していた。しなりの挙動が大きく異なる2つのシャフトだが、松山が新たに求めているものが、あるいは『アッタスクール』にあるということなのだろうか。CIMBクラシックでは、いつもの『TOUR AD DI』に戻していた。

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 3番ウッドは、様々なメーカーのクラブを試していたが、一時期はテーラーメイドの『RBZ ステージ2』をしばらく使用していた。その後、同社の『M2』(2016年モデル)、キャロウェイ『ビッグバーサ フュージョン』などを試した後、現在は、『M2』(2017年)を使っている。全英オープン最終日では、このクラブで手痛いOBがあったが、現在は欠かせない松山の武器になっている。

 松山は、これまでも愛用するマッスルバックアイアンをハーフキャビティに替えてみたり、パターを大型マレットに替えたりと、繰り返し試行錯誤を続けてきた。パターをマレット型のテーラーメイド『TPコレクション ミューレン』に変更し、WGC-ブリヂストン招待を制したのは、その取り組みが上手くいったケースだ。一処に留まっていては、世界のトップでいることは出来ないのだろう。松山は満足することなく、クラブを替え、スイングも変え続けている。2018年シーズンもその営為は続くだろう。