【勝者のセッティング】WGC−ブリヂストン招待

キャメロンとの議論で生まれたマレットが成功に導いた

2018.8.7 19:00
WGC-ブリヂストン招待ではアイアンとパットのプレーがさえたトーマスが今季3勝目を挙げた Photo by Stan Badz/PGA TOUR

PGAツアー第42戦 WGC−ブリヂストン招待/オハイオ州 ファイアーストーンCC

 ジャスティン・トーマスがWGC-ブリヂストン招待の最終ラウンドを69ストロークで回り、4ストローク差で頂点に立った。トーマスにとっては今シーズン3勝目である。

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 トーマスは新しく出たタイトリストの『TS3』ドライバーとフェアウェイウッドをバッグに追加していた。だがそれよりも、この25歳のゴルファーに道を導いたのは同社のアイアンセットとスコッティ・キャメロンのパターである。

 トーマスは『718 AP2』と『718 MB』を組み合わせたセットを使ってストロークス・ゲインド:アプローチ・ザ・グリーンで1位の成績を挙げた。これらは昨年から使っているセットだ。トーマスにとって、新しいアイアンに移行するプロセスには、30分ほどが必要なだけだったという。

 トーマスは昨年「実際に30分のプロセスだった。タイトリストの誰でもいいから聞いてみれば、それがどれほど簡単なクラブチェンジだったかを語ってくれるはずだ。5番と8番のアイアンを打って、トラックマンで打ち出し角と弾道をチェックした。ドロー、フェード、高い弾道、低い弾道を打った。自分は、“これだ!”という特定のショットを求めているわけではなく、すべてに合格点がほしいタイプだ。それらすべてが良かったから、古いセットを抜いて、新しいセットに入れ替えることにすぐに決めたんだ」

 トーマスはストロークス・ゲインド:パッティングでも3位の成績を残している。使ったのはスコッティ・キャメロン『X5 Flow Neck prototype』である。ブレードタイプをキャリアのほとんどでずっと使ってきたトーマスは、2016年にスコッティ・キャメロンのスタジオを訪ねた際、この名匠と、アーチを描くストロークに合うマレットパターができないかということについてアイデアを出し合った。その話し合いの結果、適切なトゥハング(フェースバランスではないこと)にするため、キャメロンは『Futura X5』のヘッドにフレアネックを装着し、トーマスに渡した。

 トーマスは「それはまったく違う外見だったけれど、ボクの感覚にぴったりくるものだった」と表現した。「悩んでいるとき、苦しんでいるときには、なにかが違う、新しいものが必要なんだ。とりあえず、これを試してみればいいと思った。これ以上同じことを続けてミスパットをさらに積み重ねるのか。それとも、マレットを試すのか。答えは決まっていた。そして、結果は、かつてないほど素晴らしいものだった」。

「それから1年たたない間に、合計で4勝を挙げた。信じられないね。ウェイトの観点から見て、ボクのストロークには最適だと感じている。トゥハングでブレードパターをストロークしているフィーリングで使えるんだ。ボクはストローク中にトゥのローテーションを多く使うタイプだけれど、それをミニマムにしてくれるおかげで、安定度が高まっている」

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