カズヒロ・コヤマのギアPicks! 第82回

復調間近か? 石川遼のドライバー遍歴

2017.12.15 17:06
今年のPGAツアーでは、キャロウェイ『GBB エピックスター』を使用していたが…… Photo by Matt Sullivan/Getty Images

 石川遼が国内ツアーに復帰してから、5戦連続で予選落ちしたことは、ゴルフファンにとって小さくない衝撃だった。米国で結果が出ないならまだしも、日本でもダメなのかと、事の深刻さを感じた人も多いだろう。

 今期のPGAツアーでは、初戦となったCIMBクラシックで10位に入ったあと、ベスト10フィニッシュがなく、予選落ちを繰り返した。ウェブドット・コムツアーの入れ替え戦にも失敗。同じ時期に松山英樹が大きく躍進し、メジャーでも何度も優勝争いしていただけに、その不調さは際立って見えた。

 石川は、ダンロップフェニックスで予選通過。シーズン最終戦となったカシオワールドオープンでは2位に入り、復調しつつある。筆者は、ダンロップフェニックス初日に、石川の練習を見る機会があったが、スイングのバランスは良く、出球も揃っていた。明らかにスランプから脱却しているのが感じられ、近い未来での活躍を予感した。

 朝でも、ラウンド後の練習でも、石川はずっとショット練習を続け、おびただしい数のボールを打っていた。それはその日だけではなく、いつも、どの選手よりも練習しているというのが、ツアーを転戦する記者も一致した意見だった。シードを取るために、スコアをまとめていたアメリカでの戦いとは異なり、日本に帰ってきてから、抜本的にスイングを見直ししているのを感じ取れた。

 目についたのは、ドライバーが変わっていたことだ。石川が使用していたのは、昨年春に発売されたキャロウェイ『XR 16』ドライバー。シャフトは、素直な挙動でツアープロの使用が多い、グラファイトデザイン社の『TOUR AD PT』だった。今シーズンは、ずっと『GBB エピックスター』を使用していたので、大きな変化だと言えそうだ。

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