カズヒロ・コヤマのギアPicks! 第86回

再びボールを変更したバッバ・ワトソン

2018.3.7 0:20
タイトリスト『PRO V1x』に戻し、バッバ・ワトソンは久しぶりの優勝を飾った Photo by Christian Petersen/Getty Images

 ザ・ホンダ・クラシックを制したのはジャスティン・トーマス。昨年は5勝、今季もすでに2勝を挙げ、現在、ダスティン・ジョンソンと並んで、PGAツアーで最も充実した選手のひとりと言えるだろう。トーマスは使用する14本のクラブ全てがタイトリストで、看板プロとしてメーカーと強くコミットしているのがよく分かる。もちろんボールもタイトリストだ。

 先日、SMBCシンガポールオープン(日本ツアーとアジアンツアーの共催試合)で優勝したセルヒオ・ガルシアは、15年間契約していたテーラーメイドを離れ、今年からキャロウェイ契約となった。昨年のマスターズ優勝の際は14本のクラブとボールがテーラーメイド。それを全てキャロウェイに変更して勝利した。契約メーカーが変われば、オセロがひっくり返るようにギアを一新する。そのパートナーシップは気持ちがいいものだ。

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 ジェネシス・オープンで久々に優勝したバッバ・ワトソンは、とりわけ今回、ボールを変更したことが取り沙汰された。変更したというよりも、正確には戻したというべきだろうか。ワトソンは昨年、長年慣れ親しんでいたタイトリストから、韓国のボールメーカー、ボルビックと電撃的に契約を交わした。しかし昨年末に契約を解除、再びタイトリスト『PRO V1x』を使用して今回の優勝に結びつけた。

 ワトソンはマスターズを2回勝ったトッププレーヤーだ。しかし、昨年は体調不良などが重なり、何度もゴルフをやめようとしたほど、いわゆる“底”の時期を過ごしたという。ボルビックとの契約解除は、性能面に不満があるというよりも、そうしたプライベートの問題を双方で考慮した末のものだという。たしかにそれはひとつの真実だろう。