【勝者のセッティング】プレーヤーズ選手権

5本のウッドに4社のシャフトでソーグラスを攻略したシンプソン

2018.5.15 4:00
32歳のウェブ・シンプソンが苦心のセッティングでツアー5勝目を挙げた Photo by Sam Greenwood/Getty Images

PGAツアー第28戦 プレーヤーズ選手権/フロリダ州 TPCソーグラス

 TPCソーグラスでスコアを出すために必要なことが1つあるとすれば、それはバランスのとれたプレーである。今週のウェブ・シンプソンがプレーヤーズ選手権で4ストローク差で勝利したのも当然であり、彼はすべての要素において卓越していた。

 シンプソンはティショットの正確性が82%で1位だった。これは、ホンダ・クラシックでタイトリスト『917D3』から換えた同社の『917D2』ドライバーを含め、5本のメタルウッドを駆使して出した成績だ。このドライバーに装着するシャフトに関してはグラファイトデザインの『Tour AD 125 TX』をテストした1週間後のWGC-メキシコ選手権に『Tour AD IZ 5 X』に落ち着いていた。

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「彼はこのドライバーを数カ月にわたって使ってきたが、テストの最大の関心事は、距離とコントロール性能を最大限にするシャフトとヘッドの組み合わせを見つけることだった」と、タイトリストのツアーレップ、J.J.ファンウィーゼンビークは明かした。「『917D2』ドライバーと、グラファイトデザイン『Tour AD IZ 5』シャフトの組み合わせは、シャフト長を少し長くしても彼が求めていたコントロール性能を損なわなかった」

 シンプソンのセットアップに関して興味深いのは、異なるシャフトを挿したユーティリティを2本入れていることだ。ロフト角20度のタイトリスト『913Hd』にはグラファイトデザイン『Tour AD DI 105 Hybrid(フレックスX)』シャフトを挿し、同23.5度の『915Hd』にはアイアンセットと同じトゥルーテンパー『Dynamic Gold Tour Issue(フレックスX100)』が挿してある。

「彼は自分のバッグに、いろんなメーカーのヘッドカバーがあっても気にしないんだ」とファンフィーゼンバーグは付け加えた。「彼は自分の弾道を把握しており、その測定値なども覚えている。それが重要だ』

 また、32歳のシンプソンは、オデッセイ『Tank Cruiser V Line Long』パターを使って、ストロークス・ゲインド:パッティングもプラス9.368で、1位だった。従来、アンカリング・スタイルで打っていた彼だが、2016年の初めにそのスタイルが禁止されて以降、従来の長さのパターを使用するための試行錯誤に時間を費やした結果、44インチのロングモデルに落ち着いている。

 同様にアンカリングしていたティム・クラークに提案されたクロウ・グリップで、シンプソンはこのオデッセイの『Arm Lock』グリップを前腕に落ち着かせている。これはマット・クーチャーが採用していることで知られるが、アンカリング禁止の規則に照らし合法とされている。